禁酒のキッカケに! <飲酒運転>記事に見る洗脳手口
飲酒運転検挙者、激減なのに・・・
今日目にしたニュースですが
<飲酒運転>検挙・・・酩酊状態9年で15ポイント増えた
記事内の「高濃度者」=足元がふらつくなどの酩酊状態だったドライバー。
2005年の51%から昨年は66%と15ポイント上昇。
全体の検挙者数が激減する中、高濃度者による違反が高止まりしている
って書いてるけれど
2005年の全検挙者140,873人(内、高濃度者72,283人で51%)、昨年の全検挙者27,122人(内、高濃度者17,946人で66%)で、
単純に2005年と比較して、全検挙者で80.7%減、高濃度者も75.2%減となっていて、
どこが「高止まり」なんでしょうか。
高濃度者も激減じゃないんですか?
見せかけ数字の最悪記事
それを各年の高濃度者割合(%)だけを比較して「15ポイント上昇」はないでしょう。
こういうのを「見せかけの数字」と言うんですよ!!
また
「検挙者のうち58%が再犯者。更に再犯者の40%はアルコール依存症の疑いがあった」
としています。
発信元(毎日新聞)としては注意喚起のつもりなのでしょうが、
アルコール依存症で困っておられる方々の気持ちを逆なでする「最悪の記事」だと言い切ります。
飲酒者を物扱い
まるで依存者の努力を考慮せずに、記事の後半には
「『アルコールインターロック』など、飲酒運転できない装置の導入を進めるべきだ」
って
「物扱いすんなよ。責任者出てこい」
と言いたくなります。
その前にこの10年程で75.2%検挙者が減ったことを評価しても良いのではないでしょうか。
飲酒運転が絶対に「悪」なのは当然です。
これまでにも何の罪もない方々が被害に合われており、胸の痛む思いをしてニュース等見てまいりました。
でもこの記事はひどい。
これこそが「洗脳の手口」だと思いますね。
見せかけの数字を使って
「ほらね、飲酒ドライバーはこんなに増えてますよ」
というやりかた。
呑兵衛だって善悪わきまえてる方が大半なんですよ。
つらいお気持ちかもしれませんが、このような記事を見て禁酒するキッカケとされるのはいかがでしょうか。
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